海の鼠と書いて「なまこ」と読みます。英語ではsea cucumber、すなわち「海のキュウリ」という意味です。そして、中国では「海参」と書きます。その由来は朝鮮人参は山から採れる高級食材または漢方薬になり、「なまこ」は海から獲れる高級食材と漢方薬になるところからきていると言われる。

 日本ではあまり知られていませんが、中国ではフカヒレ、アワビ、ツバメの巣などに並ぶ隠れた高級食材または漢方薬として珍重されています。 それはコラーゲンやコンドロイチンを多く含み、栄養価が高く高たんぱく質、しかも低カロリー。そのコンドロイチンとは、皮膚細胞に水分を保たせて弾力とハリをもたせる作用があり美容と健康に良いとされる成分です。まさに長寿の秘薬のようなものです。さすが中国四千年の歴史の知恵です。
(当社会長は一日三食必ず「このわた」をかかさずに何年も食べています。そのせいか健康診断では何一つ成人病が無く風邪さえも引いていません。)                                               また肝臓を強める成分を持ち、貧血を予防するともいわれ、悪酔いしない酒の肴にはぴったりなのです。 そして、さらに動物で唯一アルカリ性動物だというから驚きます。

 「なまこ」の主食は主に砂と海藻を食べます。歩く速度は一分間に約8cm、まさに究極のスローライフです。 砂に含む微生物を食べ、その砂を排泄し海を綺麗にしているのです。またその排泄物はプランクトンなどの餌になる訳です。

 「なまこ」は冬が旬です。冬の季節になると当社は「なまこ」の水揚げと加工の最盛期を向かえ忙しくなります。その「なまこ」は見事に捨てるが所ない海の恵みです。内臓は高級珍味の「このわた」「このこ」になり、身の部分は乾燥なまこ「きんこ」になります。商品になるまで実に「手間と時間と愛情」をかけて作りますので、高級珍味として重宝される由縁です。

 「出来上がるまでの行程」を写真で紹介しますので、どうぞご覧下さい。            (「新鮮この香」↑のアイコンをクリックして下さい。)                                               


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